立川談春 ×aiko 玉響～tamayura～
立川談春 35周年記念公演 玉響～tamayura～
2019.08.30/Bunkamura
玉響！まさかの談春さん×aikoというスペサルなライブ。
私なりに覚えている範囲でレポ書きます！違うとこ抜けているとこがあるかもしれませんが..良かったら読んでくれると嬉しいです( ´﹀` )
8月30日はaikoとファンにとっては大切な日！そう、アロハの日(LoveLikeAloha)こんな特別な日に行けてとても嬉しかったな。
会場は渋谷にある Bunkamuraシアターコクーン
中に入ると文庫本(パンフレット)が売ってました。談春さんと各アーティストの対談が書かれている本です。内容もいいとのことだったので購入しました！
会場の席は1階の後ろでしたが、近く感じ見やすかったです！
18時30分ごろ、開演。
太鼓の音がなり始まりのブザーがなり始まります。
暗くなった会場に談春さんが出てきて、大きな拍手。
そこで最初の一言が『アロハ～！』で笑いに包まれました。
談春:aikoさんにこれを言えば大丈夫。って言われたから言ってみた。今日はそういう日なんでしょ。でもそんなことはわかりませんよね、私も談春のファンは何かと思ってしまいます。たまたまなんですから、日にち決めたら今日がたまたまこの日(30日)で、あとから聞きました。
談春ファンからしたらこの間30周年やって35周年もかいって。しかも談春ファンが買いにくいチケット。いいんです。やりたかったんです、スリルがあるじゃない。私の師匠がそうだったんだから。
昨日もやってるからTwitterっていうんですか、見てみたんです。
そしたら『面白かった！』とか『よかった！』って感想ばかりで。そうですよね、こんなとこで悪かったって書くやつはいない。
ここから談春さんが落語の用語について分かりやすく説明も交えながら【紙入れ】という噺が始まりました。
私にとって初めて見た聴いた、落語でしたが、男性と女性をきちんと使い分けなりきって話しているから物語が想像しやすくとても面白かった！
紙入れは不倫の噺。
今はいけない行為だけど、昔..江戸の時代は当たり前で、不倫相手を奥さんに紹介していたそう。
旦那『今日から面倒みることになった子だよ』
奥さん『そうなの。この人荒っぽいから気をつけるんだよ』
不倫相手『奥さまよろしくお願いします。』
...なんだこれ。いまの時代にはあり得ないこと。自分がされたらと思うと、絶対に無理！！笑
それが江戸時代には当たり前であったことがすごい。
紙入れは奥さんの不倫の噺でした。
内容を書くと長くなるから省略しますが、良くできた面白い噺でした！
噺を終えると談春さんのトークが始まります。
談春:今日のゲストはaikoさん。
今回この事を知り合いに言いましたら、aikoファンでね、すごく睨まれましたね。「なんで？」って聞かれたから面倒だったんで「付き合ってる」からってことになってます。
昨日もやりましたが、その時にポニーキャニオンの社長さんが挨拶に来てくれました。その後ポカーンとして見ていらしたと思ったら今日も来ていた。昨日が面白かったらしい(笑)ありがたいですね。
昔、新幹線のグリーン車に乗ったら私ひとりで貸切状態。不思議に思ったけど寝てたら、グリーン車の扉から談志が入ってきて、寝起きで挨拶にいったら後ろに黒いスーツの黒人SPがいる。いつから談志はSPつけるようになったんだ？と思ったら矢沢永吉さんでした。それで私がトイレに向かおうとグリーン車を出たら隣のドアに矢沢ファンが張り付いてこちらをみている。きっと矢沢さんの何かしらの関係者だとでも思ったのでしょう。その時のファンの格好がみんな矢沢永吉(みたい)で驚いた。談志と永ちゃん似てたなー知らない？談志にサングラスしてタオル巻いたら永ちゃんだからやってみて！笑
それで昨日お客さんどんな感じかと思って、弟子に「ロビーどんな感じか見てこい」って言ったら《大変です！aikoさんがたくさんいます！》って何言ってんだいって思ったけど、Tシャツにロングスカートにスニーカーの方がたくさんいて驚きました。昔だったらデニムだったんですよねーそれぐらい私だって知ってる！(笑)
ではそろそろお呼びします。aikoさんです！
aiko:こんばんは！aikoです！
〔ポニーテール・赤のシースルーＴシャツの中に黒いノースリーブ、赤いサルエルパンツ、白いスニーカー〕
私、矢沢永吉さんと美容院一緒なんですよ！
談春:そうなの、なんで知ってるの？
aiko:美容院の方に聞いたんです！あと水前寺清子さんとも同じなんです！
談春:えーすごいね！水前寺清子さんか。いまの方は知らないと思うけど、昔はドラマにも出てたりしてすごい人気で視聴率も高かったんだよ。
てか、俺はその美容師さんに会ってみたいな。その方ひとりなの？
aiko:そうなんです！お家でひとりでやっているとこです。いろんなお話し聞いてます！
談春:今日はaikoとファンにとっては大切な日なんでしょ。そんなの知らないよ！
たまたま日にちが決まったらこの日だった！30日にただのライブやるの？
aiko:はい、茅ヶ崎サザンビーチでセット組んで無料でやってます。もう６回やりました！
すごいお金がかかるんです..ちょっと今後は難しいかもしれない..
でも最近はオリンピックみたいに4年に1回ペースでやってますね。30日ってもう海行く人少ないし、海の家の方に聞いたら売上が落ちるみたいでじゃあ夏の最後に無料でライブやるんですけど、海の家の2階のスペース2000円とかで貸切でやってたりして..あれ？って思うことありますね、これ言って大丈夫かな。でも誰かがそのこと言ってくれたって聞きましたね。
談春:毎年やってごらんよ、大変なことになるよ
aiko:いやー毎年はダメです事務所が、ポニーキャニオンが潰れます💦
談春:これもね、恒例化するといいけどね。どうでしょうかね。
私たち付き合ってることになってるからね。(ヒュー!!!)
aiko:東京でライブやるとみんなヒューヒュー言ってくるんですよ！
談春:私も去年ライブいきましたよ。その時、出てきてすぐに下ネタ言ってヒューヒューしてていつもですか？
aiko:なんですかね、東京でやるとヒューヒュー言われますね。笑
談春:あなたあれでしょ、いつでもファンをどうやったら喜ばせられるか考えているんでしょ。
私は一切考えない。どうやったら出禁になるかなーとかしか。これで35年やってきています。
談春とaikoのファンなんているのかね、そんなやつは変なやつだよ。
aiko:いや、いるんですよ！そのファンの方に談春さんのサイン入りの本とCDが送られてきて、お古ですがぜひ読んでくださいって！
だから今回来れたかなー？って思ってるけどいませんかね。
談春:はい、aikoに本とCD貸したかた来てますか？
(誰も手をあげず会場がソワソワ..)
談春:ってね、談春ファンはあげれませんよ、もし来ていてもね。
aiko:来れていたらいいんですけどね。で、これせっかくサイン入ってるしお返ししようと思ってるんです。
談春:ちょ、ちょっと待っておかしい点がいくつかあるよ
えっ、誰の垢なのか指紋なのか読んだのかわからない人の本とCDをあなたのことだから何回も聴いたりしたんでしょ。それを返そうって..てか、買いなさいよ！廃盤にはなってないから新しく！
それであなたみたいなスターがファンから借りたものを返すって..これでいいんですか？スターですよね？！
aiko:なんか中学の時とかCDの貸し借りしたじゃないですか、私はあの感覚なんですよね。笑
談春:ずっと話しもしててもいいですが、そろそろaikoさんやってもらいましょう。
aiko:よろしくお願いします！
～aikoライブ～
aiko:皆さん、こんばんは！aikoです。今日はよろしくお願いします。では早速聴いてください。
１.夏が帰る(アコースティックver)
まさかのアレンジバージョンでヤバかった！！
やっぱりアロハと言えばこの曲♪
２.夢見る隙間(ジャズ?ボサノバ?ver)
こちらもアレンジバージョン！
ジャズぽいような、ボサノバのようなメロディでした！
aiko:JUJUを意識して。ワインもってそうやろ。笑
どーしよう、昨日よりも緊張してる！(大丈夫ー頑張って！)ありがとうなよし、頑張る！次の曲はこの曲です。
３.自転車
まじで涙腺崩壊！周りの子も泣いてました( ; _ ; )久しぶりに歌ってくれたけど本当にいい曲。
４.宇宙で息をして
こちらでも泣いたー。この曲も好きだから聴けて嬉しかった。LLP20を思い出す。
aiko:ありがとうございました。談春さんってすごいんです！差し入れがあったら全部みんなにご自身で配るんです！今回の単行本もaikoももらったけど、バンドメンバーももらってひとりひとり名前で『はい、佐藤さん』ってな。(たつたつさん見て頷いてた)本当にすごい！
とりあえず最後の曲です！次はこの曲♪
５.beat
めっちゃ好きな曲！盛り上がった！ちょっと後半歌いかたをアレンジしてたのが、新鮮でした。
aikoのライブも終わり幕が下がります。ここで一度休憩！
20時20分ごろ後半スタート。
談春さんが出てきて【文違い】の噺が始まります。
文違いは複雑な男女の噺。
噺の内容は省略しますが、
談春さんの噺に夢中になって聞いてたらそのキャラクターそれぞれに見えてきて不思議だったな。
5人くらい登場人物がいるけど、声や表情、仕草でその人物に見えてくる。想像ができる！
これを談春さん１人でやっているということにすごく驚いたし、感動した。
文違い のアンサーソングは『月が溶ける』でした。
談春:この曲を聴いてすごくいいなと、最初に思ったのでaikoさんにオファーさせて頂きました。昨日は『包丁』という噺をやりましたが、こちらも月が溶けるです。
私は月が溶けるという曲を聴いて落ちるとこまで人は落ちてもいいのだとaikoの曲で教えてもらいました。この曲にまつわる噺はあといくつかもってます。なのに文違いって、談春ファンからはなんでこの噺やったんだとヒシヒシと空気が伝わりました。初見の方にはきっと難しい噺です。他にもあっただろうと言われているような気持ちが目線から伝わりました。でもaikoファンは私の噺を一生懸命に聞いてくれてそれも伝わって、お互いのファンの気持ちが一気に交わって伝わることがあるのかと。とても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。
aikoファンに月が溶けると言うとマニアックですね、と言われたがそうなのか。きっと長いaikoファンはそう思うのだろうね。
ここでアンサーソングをaikoさんに歌ってもらいます。月が溶ける。
６.月が溶ける
談春さんの文違いを聴いたあとだから余計に切なかった..
始まった瞬間にaikoモード。
一瞬にしてaikoの世界に持っていてしまう歌唱力。生で聴く月が溶ける。後半はMVと同じくアカペラ。
静かな会場にaikoの声だけがマイクに入ると同時にスピーカーに山びこのように余韻が残る。
そしてグッと会場のみんなの心を掴んでくる。泣いてる人もいた。
本当に本当に生で聴けたのは貴重ですごく嬉しかった。この曲を見つけて選んでくれた談春さんに感謝です。
aiko:ありがとう。
談春:ありがとう
談春さんが出てきて、
お互いに深々と何回も挨拶。
抱き合って感謝を伝えあってた。
会場からはヒューとの声援そして鳴り止まない拍手の中、2人が手を降り幕が下がる。
それでも拍手は鳴り止まないので一旦幕が開く。
談春:帰ってくれよ！
それでも拍手は鳴り止まない。
談春:落語にはアンコールはないです。ここは俺が借りてんだよ！ですが、ここで嬉しいお知らせがあります。アンコールがアカペラであります。
aiko:じゃあ、談春さんもいてください！カブトムシ歌います！
aikoから１フレーズのカブトムシアカペラ。
談春さんも隣で口ずさんでて嬉しかったな(*´˘`*)
aiko:ありがとうございました！
じゃねーまたねー！！
幕が下がり、終演。
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談春さんとaikoのトークは抜群に面白かった(´▽`*)
ずっーと笑いっぱなしでした！
冗談かもしれないけど、また機会があったらやって欲しいなってすごく思いました。
aikoをオファーしてくれた談春さんに感謝です。
写真はTwitterより↓
